アプトいちしろ駅から長島ダム駅までの約1.4kmの区間を走る、日本唯一のアプト式鉄道。急峻な地形での登り下りを補助するため採用されました。
歯型レールと機関車の歯車をかみ合わせて、日本一の急勾配を力強く登っていきます。
高さ109m、幅308m、貯水量7,800万m3の多目的ダム。
洪水被害の軽減や流水調節、水資源の確保といった重要な役割を担っている他、観光やレクリエーションの場としても活用される「地域に開かれたダム」として知られています。
長島ダムと接岨峡を結ぶ湖の上にかかる井川線の鉄橋。
長さ286mと195mの二つの鉄橋からなり、その中間にある「奥大井湖上駅」は、360度のパノラマを見晴らせる絶景ポイントです。
また湖上遊歩道があり、歩いて渡ることもできます。
通称「若返りの湯」と呼ばれている接岨峡温泉。
泉質はナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉で、皮膚の脂肪の分泌を促進し、きれいにすることから美肌効果が高く、胃腸疾患、神経痛、皮膚病などにも効能があるといわれています。
接岨峡温泉会館（大人300円・第1・3木曜休）／0547-59-3764
接岨峡よりさらに上流にある、井川線尾盛駅と閑蔵駅を結ぶ切り立った渓谷にかけられている「関の沢鉄橋」。
高さ約100mと、民間鉄道では日本一の高さを誇る鉄橋を、あぷとラインの赤いミニ列車がのんびりと渡っていきます。
千頭駅から井川駅までを結ぶ井川線。
日本唯一のアプト式鉄道区間があることから、「南アルプスあぷとライン」と呼ばれています。
時速17kmで走るミニ列車に揺られながら、山々の緑や渓谷の大パノラマを満喫する1時間半の旅です。
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